PC遠隔操作事件が示唆するものは・・・

 
 今日は、二十四節季の啓蟄
少しずつ春の気配になるはずが、
春の嵐になってしまった。
 この数日間、不気味なニュースが世間を賑わせている。
まず柏市で発生した凶悪犯罪だ。
やっとつかまった。
柏市のみならず近隣地域の小学校までも、
保護者同伴のものものしい登校を強いられたが、
これで枕を高くして寝れるだろう。
 わが街守谷も、現場から20分くらいの近さで、
小生ご用達の人間ドックは、すぐ近くになる。
事件直後のマスコミに対するあの饒舌なインタビューは、
なんと犯人だったのだ。
逮捕直後の奇声は、尋常でなく近所の人たちは怖かっただろう。
働くには充分すぎるほどの健常者でかつ24歳の若さなのだ。
生活保護を受けてのマンション生活は納得できない。
 この犯人は、オームの麻原教祖やサカキバラ事件を崇拝しているという。
あれら事件は、未だに暗い影を落としているのだ。
 
 そして、1年前に発生した三重県の中学生殺人事件は、
迷宮入りの心配もされたが5日に逮捕だ。
高校3年生が犯人には驚かされた。
なぜ、卒業式を待っての逮捕劇なのか。
 少年は勉強もできる人気者だという。
以前と変わらない様子で高校生活を送り、
自動車販売会社に就職も決まっていた。
学校で友人と事件の話をした時も笑っていたそうで、
動揺するそぶりをまったく見せなかったという不気味さ。
動機は、金目当てと供述しているが、本当にそうなのか。
 これらの犯人に共通しているのは、
反省のそぶりを見せないことだ。
「心の闇」を感じざるを得ない事件には、
被害者遺族、どこに怒りをぶつけたらいいのやら。

 もう一つは、あのPC遠隔操作の片山容疑者の釈放だ。
これは物的証拠もなく立証するには困難が予想される。
情報能力の粋を集めた難しい事件で、
犯人は相当の頭脳の持ち主だ。
 こんな事件だった。
2012年、他人のパソコンにウイルスを感染させ、
小学校襲撃などの犯罪予告をしたもの。
犯行予告を書き込んだとされるパソコンを使っていた男性4人が
警視庁などに逮捕されたが、
その後、真犯人を名乗る人物が犯行声明文を発表したため、
警察が誤認逮捕を認め謝罪した。
真犯人を名乗る人物から再度送り付けられたメールにより、
捜査は急展開する。
そこには、「新春パズル」という名前のクイズが書き込まれており、
これを解いていくと、江の島にいるネコの首輪に、
記憶媒体を取り付け写真が掲載されていた。
ネコおたくで防犯カメラの画像に映っていることから、
片山被告は、他人のパソコンを遠隔操作して殺人予告をした疑いで、
2013年2月に逮捕され、1年1カ月の間、身柄を拘束されていた。

 最初この事件報道を目にした時、
同じような事件の前科もあり、
おたくのような雰囲気からして、
状況は限りなく犯人に近いと感じられた。
ただし、物的証拠はない。
 言えることは、片山容疑者が犯人か否かだ。
犯人でないとすると、
真犯人は片山容疑者の動向や情報を、
正確に把握していることになる。
なりすましの遠隔操作で誤認逮捕させたことを考えれば、
能力的には充分あり得る話で、冤罪事件になる。
検察側がこの点を覆すのは至難の業だ。
化石のような「フロッピー」を改ざんしている組織では無理だろう。
真犯人が名乗り出ない限り、真実は闇の中なのか。
 片山被告は都内で会見し、
「私はやっていないし、身に覚えもない。
カメラのストロボがまぶしく、
自由とはまぶしいものだと思った。
私もパソコンを遠隔操作された被害者の1人だ。
無罪になる自信はある。頑張って裁判を闘っていきたい。
無罪を取ることがゴールなので、
現時点はまだ道半ばだ。」と話した。
 データの解析結果や被告の行動などを基に有罪を主張する検察と、
被告の犯行を示す証拠はなく、
冤罪だとする弁護団の全面的対立になる。
 ところで、片山容疑者、
この顔どこかで見かけたと思ったら、
なにかとお騒がせのNHK会長にそっくりだ。
しかし、人を見かけで判断してはいけない。

<画像は柏市場にある贔屓のお寿司屋さん> 

通常、お任せと言えば、板さんにお預けだが、
ここは、お客様が自己責任で、10巻を選定できる。
活きの良いネタばかりで、
エンピツなめなめ頭を悩ます。
ボタンエビ、大とろ、えんがわ、
サザエ、金目、のど黒・・・たまらない兵たちだ。