令和2年、「今年の漢字」はこれで決まり?

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 もう11月、霜月だ。
あっという間の1年だった。
今年は、コロナに始まりコロナで終わるのか。
いや、来年以降も予断を許さない。
いつ収束するのかは神のみぞ知るだ。
 コロナは日本だけの問題では無く、
ワールドワイドの問題だ。
感染者数が日本で10万強、全世界で4600万にも及ぶ。
このウイルス、地球規模での蔓延により、全世界が苦しんでいる。
唯一、良かったことといえば、紛争やテロが中断している事くらいか。

 小生、69歳の人生の中、大きな出来事としては、コロナは3本の指に入る。
まず、中学生の時の東京オリンピックだ。
これは日本中が熱狂した。
新幹線ができ、高速道路もでき、
交通インフラが劇的に整備された。
そして、ゴミの収集問題などの生活環境も改善され、
戦後、日本復興の起爆材となる意義あるイベントだった。

 2つ目は、2011年3月の東北大震災、3.11だ。
まさに未曽有の大地震
津波の脅威をまざまざと見せつけられた。
原発安全神話が崩れた瞬間でもあった。
10年近くたつ今でも、なんら進展がない。
今喫緊の課題、汚染タンク排水の海への放流が既成事実化している。
負の遺産となっている廃墟と化した原発基、停止状態の原発基、
その対策や原発廃炉の道筋、何も見えてこない。
政府は見て見ぬふりの状態の、思考停止状態だ。

 そして、今回のコロナ。
これは日本だけの問題ではなく世界規模の、
ある種ウイルスとの戦争だ。
世界の平和の祭典・東京オリンピック、その行方も注目される。

 思えば、東京での2度目の開催、その意義が疑問視されていた。
原発復興という名のもとに、
原発事故は「アンダーコントロール」と言い切り、
颯爽と「スーパーマリオ」にふんして登場した安倍元首相。
数々のコロナ対応に手を焼き、
病気という理由で、再び政権を放り投げてしまった。
 進むか、戻るか、止めるか、
菅首相の判断、非常に重要だ。
 
 コロナにより、我々の生活スタイルが一変してしまった。
日常生活のあらゆるシーンに、その陰がある。
影響を受けない人間は皆無だろう。
密が悪になった。
各種イベントは密の温床になる故、
代表的な冠婚葬祭に、もろ影響が。
散歩で通る近くのセレモニー、その気配がない。
結婚式は延期できるが、葬式はそうはいかない。
家族葬、密葬、納骨のみですませているのか。

 ことしの漢字は、コロナ関連で決まりだろう。
3密の「密」か、自粛の「粛」しか無い。
清水のお坊さんが書きやすいとしたら密の方か。
 
 昨日、小春日和の穏やかな青空の下、
一生懸命に白球を追いかけたジージたち。
我々のゴルフコンペも再開し、練習場は一杯だ。
世の中、今までの日常生活をとりもどしつつある。
 ただ、ヨーロッパ中心に感染者数激増のニュースが心配だ。
日本でも、gotoキャンペーンの影響なのか、
北海道で急拡大。
 もうすぐ、寒くて乾燥するウイルスたちの大好きな冬だ。
嵐の前の静かさなのか、ジージとても心配。
今、インフルエンザのワクチン予約、なかなか取れない守谷市

国民栄誉賞に対する異議・・・


 先週の日曜日から、ソフトボールの練習が開始。
8名が参加だ。
半年ぶりに体を動かしたが、
ゴルフとは違い、大地を駆け回る運動により、
一汗かくのは心地よい。
今日になって、少し筋肉痛になってきた。
守谷の利根川河川敷は、風もなく寒くも無い、
穏やかで絶好の野球日和だった。
土手には菜の花の黄色が7分咲き。

グラウンドは、一昨日の雨が、程よい柔らかさを保ち、
老人チームの足腰には優しい迎え方をしてくれた。
 このところの暖かさが、北国の雪解けにも拍車をかける。
半面、雪崩や雪解け水による河川氾濫にもなる。
なかなか気候というものは、
思うとおりにならなくやっかいなものだ。

 さて、最近の国民栄誉賞乱発について、
おかしいと思うことがある。
選定基準とタイミングだ。
まず基準に合致していない受賞者が多過ぎる。
なぜこの人が、この人が選ばれるなら、あの人はどうなのか等々。
時の首相の人気取りと思われるケースが多々ある。
 内閣総理大臣表彰の一つで、
「広く国民に敬愛され、社会に明るい希望を与えることに顕著な業績があった」
と認められる個人または団体に贈られるものだ。
国民栄誉賞という仰々しいネーミングからすると、
ノーベル賞に匹敵するほどの価値あると思うのだが。
たぶんマスコミの過熱報道をみる限り、
それは日本人の共通認識と思って間違いない。
 日本国民に、敬愛されて、希望を与えて、顕著な業績、
過去の受賞者は団体含めて26人もいるが、
これに忠実に照らし合わせると、ふさわしい人は非常に限られるはず。
小生が思うには、以下の6名しかいない。
「巨人・大鵬・卵焼き」として、昭和の歴史を飾る、
「ホームラン世界記録の王」、「ミスター長嶋」、「横綱大鵬」。
「歌姫・美空ひばり」と「古賀メロディの古賀政男」。
「映画界の巨匠・世界の黒澤」。
残りは既存の総理大臣賞で充分だ。
本賞成立以前の1966年(昭和41年)に、
当時の総理大臣・佐藤栄作が創設した「内閣総理大臣顕彰」がある。
スポーツ選手まで受賞枠を広げる運用にしたら良いのでは。
 
 その受賞価値のすごさを物語る逸話がある。
通算939盗塁・世界記録達成者の福本の話。
受賞を打診され断った福本の談話がこれだ。
「そんなんもろたら立ちションもでけへんようになる」、
「呑み屋に行けなくなる」と報道された。
実際は「王さんのような野球人になれる自信がなかったという。
記録だけでなく、広く国民に愛される人物でないといけないと解釈した」
という心中を語っている。
正直な気持ちだ。
 
 次に受賞タイミング。
世界記録や金メダルを取得した直後に贈呈する事例が多い。
現在、「羽生結弦選手に国民栄誉賞を」と
内閣府が動き始めたと言われているが、
今が旬で、これからも記録をどんどん伸ばしていける逸材で、
時期尚早だ。
引退のタイミングで良いのでは。
2度の受賞辞退者の「イチロー」のコメントが示唆している。
授与を打診されたが、「国民栄誉賞をいただくことは光栄ですが、
まだ現役で発展途上の選手なので、
もし賞をいただけるのなら現役を引退した時にいただきたいです」と固辞した。

 テレビ番組の中で、国民栄誉賞のあり方について語った、
二人の意見が取り沙汰されている。
 木村太郎談。
「どんどん出すべきですよ。これ、たいした勲章じゃないんだから。
お金がかからないんですから、出したって。
(過去に遡って)出してもいいんじゃないですか」。
 マツコデラックス談。
「私が若かった頃に比べると、
ちょっと国民栄誉賞の価値は下がったかなっていうのは、すごく感じる。
だって、美空ひばりさんだって、
お亡くなりになってからじゃないともらえなかったんだよ?
それを、こんなに連発してしまって。ちょっと価値を下げちゃってない? 
羽生君だから、伊調さんだからとか言ってるんじゃないよ。
数が多すぎやしませんかっていうのは、
前々から思っておりました」。

 特に安倍首相の選定に疑問。
すでに7名で、8人目の羽生選手に着手だ。
松井秀樹のセットで長嶋茂雄が選ばれた不思議。
当時、懇意な読売の動きが噂に。
故・星野仙一氏が憤慨していた。
松井はまだ早すぎるし、長嶋は遅すぎる。
セットで受賞は長嶋に失礼だ。
小生も星野さんの意見に同感。
松井自身も辞退を考えていたというが。

 囲碁井山裕太と将棋の羽生善治
その世界では有名人だろうが、囲碁井山裕太を知っている日本人はどれほどいるのか。
受賞直後の世界戦の決勝で敗退している。
将棋の羽生善治知名度があるが、
同様に受賞直後、中学生の藤井聡太に負けている。
なんとも、締まらない話だ。
将棋界の怪物、中学生の藤井が出現している中での国民栄誉賞は、
非常に違和感を覚える。

国民栄誉賞は、内閣総理大臣表彰の一つとは別の、
もっと厳格な審査のもとで決めてもらいたい。

2017年、一番納得できない出来事はこれだ・・・

 今年も残すところ1週間、
いよいよ酉年のカウントダウン、
選挙がらみの話題がつきない年であった。
 その主役は、やはり小池都知事
いじめられ役を演じて自民党都議会を粉砕し、
その勢いのまま国政に手を出してしまったのが運の尽き。
今度は、調子に乗り、民進党へのいじめ役を演じることに。
「百合子、百合子」と時代のヒーローと化したのも束の間。
これで流れは変わった。
ボタンの掛け違いだ。
判官びいきの日本人の特性を理解していなかった。
いじめてはいけない。
排除などの差別はng。
もう悔んでも後の祭りで、
トリかえしのつかない結果に。
 おもちゃ箱をひっくり返した感のある都政。
これから、後始末が大変だ。
そもそも小池人気は何だったのだ。
バブル人気だったのを本人が勘違いしたのか。
発言ひとつで奈落の底へまっしぐら。
政治家の発言は重い、失言は怖い。

 もうひとつが不倫騒ぎ。
ネチネチと攻撃の手を緩めないマスコミ。
一億総白痴化を主導しているようだ。
不倫問題を中心とした3面記事が世の中を席巻した。
どのTV局も横並び報道だ。
さすがNHKだけは避けてはいたが。
不倫は犯罪ではない。
当事者たちの問題であり、
第3者がとやかく騒ぐのは余計なお世話。
不倫された側の太川陽介が許すと言ったのは、小気味良かった。
これに関しては、これ以上騒ぐなと、
完全にマスコミを排除した形に。

 今年の出来事で一番納得がいかなかったことは、
佐川理財局長の国税庁長官に栄転だ。
国民に記録提出を求める立場の国税庁
そのトップになる人が、
「記録はない」「記録は廃棄した」と言い続けた。
謙虚さは微塵も感じられず、
ふてぶてしい態度は、まさに安倍さんへの忖度だ。
 「森友・加計問題の幕引きを許さない市民の会」では、
佐川長官の罷免を求める署名が2万筆以上集まった。
内閣人事局をつくり、官僚の人事までコントロールする安倍政権。
逆らう奴は左遷、嘘ついて安倍をかばうと大出世だ。
「違うだろう!」と言いたくなる。
これから増税ラッシュだ。
3月の確定申告には、納税者を納得させられるのか。
こんな前例つくると税金も払いたくなくなる。 
納税者が税の申告をするときに、
領収書や書類を捨てちゃったんだけど、
経費として認めてくださいと言っても絶対に通用しない。
 これをあまり問題視しないマスコミ。
日馬富士問題くらいの徹底した追及できないのか。

 12月23日に、2年ぶりの餅つき忘年会開催。
昨年は、諸事情があり中止だった。
9時集合と早いのは、準備が大変だからだ。
12名全員分の、のし餅をつく必要がある。
まず3つ分の窯の火おこしから。
けんちん汁、そば、うどんも脇役として用意。
酒を飲みながら餅をつき、
餅をつきながら酒を飲む。
昼間から冬の庭先での酒池肉林の宴。
たき火の煙がまっすぐ立ち上るほどの無風。
小春日和のような温かさは、
久方振りの絶好の餅つき日和となった。

 今回初めて、卓球大会が開催された。
温泉卓球ならぬ、冬の庭先卓球。
普段、温泉でするくらいの卓球。
中々本気モードで面白かった。
ダブルスに始まり個人戦へと。
久方振りのピンポン。
風の影響全然なしのおかげで、
屋外でもピンポン三昧だった。
 最後はたき火を囲んでの恒例の忘年会。
すでに十分出来上がってしまっている好々爺たち。
今年1年の労をねぎらいあった。

1月の新年会ボーリング、
2月の守谷ハーフマラソン
3月のコンペの日程を確認し、17時解散。

 次の菖蒲でのカラオケは辞退し、
孫たちが待つクリスマス会会場である我が家へ。
 
 今年1年お疲れ様でした。
皆さま、良い年をお迎えください。

居住者が選定した、住みよさランキング1位に守谷が・・・

 第18回マスターズコンペが12月6日(水)に開催された。
場所は、マスターズ御用達の常陽カントリ。
7時18分inスタートと相当に早いが、
守谷からは15分と近い。

 最近、日経BP総研が実施したシティブランド調査、
「シティブランド・ランキング−住みよい街2017」にて、
守谷市が堂々の1位に選ばれた。

 従来型である東洋経済の住みよさランキングは、
調査会社による客観的評価に対し、
大きく異なる点は、住民自身による住みよさの評価だ。
 この調査は、全国の働く世代2万人が、
実際に住んでいる/直近で住んでいた街(全国の市および東京23区)に対する
「住みよさ」を評価したものだから説得力がある。
我々、リタイアー組は対象外だが・・・。

 守谷市のほかに、武蔵野市(東京都)、大野城市(福岡県)が
同率1位となった。
ランキングに当たっては、
「安心・安全」「快適な暮らし」「生活の利便性」「生活インフラ」
「医療・介護」「子育て」「自治体の運営」「街の活力」の8分野で、
合計32の評価項目について調査・集計したもの。
 現在の居住者と直近5年以内の居住者による回答者の合計が
20人以上となる325市区のデータを基に作成された。
 守谷市は公園が多い、街が静かなど「快適な暮らし」、
街に活気があるといった「街の活力」、
防犯対策などの項目について聞いた「安心・安全」の分野で、
スコア(偏差値)が70前後となり、高い評価となった。

 かたや、東洋経済新報社調査は、
公的統計を基に、それぞれの市が持つ「都市力」を、
安心度・利便度・快適度・富裕度・住居水準充実度の5つの観点に分類し、
採用15指標について、それぞれ平均値を50とする偏差値を算出、
その単純平均を総合評価としてランキングしたもの。
 ちなみに、2017年版住みよさランキングにおいて、
総合1位が千葉県印西市となり、守谷市は総合10位だったが、
過去1位になったこともある。

 さらに1つ指標を付け加えたい。
守谷は、ゴルフの利便性においても優れており、
ゴルフ愛好家には住みやすい街である。
近場のゴルフ場は、年金生活者であるリタイアー組には優しい。

 それでも厳寒のこの時期、
6時45分集合は早くまだ暗い。
6時半前に到着したが、フロントはまだクローズだった。
今年一番の寒さ。
参加者15名全員が60以上の高齢者で、
両手に手袋、流行おくれの耳ホッカでの完全防寒対策は、
お洒落とは無縁のよそおいだ。

 今回、初参加者が2名で、
15名のコンペは中々の活況だ。
 練習グリーン上は一面霜降り状態で、
朝日に浴びてキラキラ光り幻想的。
皆、コンペ開始前の調整に真剣な眼差し。
しかし中々キャディが来ない。
突然、「マスターズの皆さま、アウトに集合願います」と放送が入る。
ゴルフ場側のミスだ。
あわててインからアウトへのジージ達の大移動。
思わず、話が「違うだろう!!」
事前に、HP上でイン最初の10番をシミュレーションしていたのに徒労となった。
狭いフェアウエーを考慮しての3番ウッド選択だった。
おまけに小生第1組のパーティだ。
心の整理がつかぬ間のショットになった。
このせいなのか、散々の成績だ。
 スタートがはやかったので、10時前には昼食。
14時からむらこし家での表彰式だ。
いつものように、酒池肉林の宴会兼カラオケ大会で、
20時ごろ帰宅となった。

 いよいよ酉年の今年もカウントダウンだ。
まもなく清水寺での今年の漢字の発表がある。
小生が考える一字は『乱』だ。
以下がその根拠。

 今年は世の中、平穏ではなく、
大混乱・大波乱の年だった。
「トランプの乱」に始まり、「小池の乱」、
年の瀬は「貴乃花の乱」で締めようとしている。

 1月に新大統領にドナルド・トランプ氏が就任するや、
日本含め世界中が大混乱に陥った。
TPP、パリ協定からの脱退、北朝鮮との稚拙な罵り合いは、
これが国のトップかと思わせる品格の無さ。
突然なり出すJ-アラートには肝を冷やされた。

 昨年から続いている、小池の乱。
飽きっぽい子供のように、次々とおもちゃに手を出すかの如く。
散らかしっぱなし状態は、
よくニュースになる、かたずけられない女性を彷彿させる。
 豊洲、築地、東京オリンピック問題をシャッフルした小池都知事
その勢いにのり、都議会選挙では、都民ファーストが圧勝だ。
自民党都連を完膚なきまでたたいたあと、
希望の党を立ち上げ、国政に打って出たが大惨敗。
結果、野党をリセットすることになり、その責任は大きい。
民進党は、まるでミキサーでの攪乱グチャグチャ状態に。
今度は自民党が、漁夫の利を得た形の圧勝劇。
実体の伴わない人気の乱高下、
小池さん、風を見誤ったのか、墓穴を掘ってしまった。

 今、旬な大相撲界を大混乱に巻き込んだ日馬富士問題。
貴乃花の乱で収拾がつかなくなってきた。
発端は白鵬への忖度が働いての暴挙の感が強い。
国技かスポーツか。
勝ち負けに徹するか、品格を重んじるか。
日本対モンゴル、根は深い。
行司役のいない相撲界、着地点はあるのか。

この影響をもろに受けたのが国会だ。
大事な予算委員会で、説明責任をはたすべき、
モリカケなどの重要課題も圏外に。
何か怪しい意図があるのではとかんぐりたくなる。
近ごろのマスコミ、なんだかおかしい。

富士山麓でナイスショット・・・

 第17回マスターズ・ゴルフ旅行、今年は少し遠出の甲州路。
1泊2日の旅程は、初日にゴルフをした後、
山中湖畔のログハウスでのバーベキューパーティーと表彰式だ。
2日目は、山中湖周辺と世界遺産の富士山の観光となる。

 守谷を6時半出発。
ケンちゃんの軽快な運転さばきで、
10名を乗せたレンタカーは、
最近開通したばかりの圏央道常総インターへ。
そこから中央高速に乗り換え、2時間半でゴルフ場着。
 例によって車中はビールとハイボールの酒場と化した。
一人で黙々と運転するケンチャンに申し訳ないと思いつつ、
アルミカンがどんどんゴミ袋に消えていく。
小生、ついつい4杯も飲んでしまった。
果たして、この後のゴルフに影響はないのか。
 
 早速、そのまえに影響が出てしまった。
maさんのおしっこ騒動勃発だ。
用心したものの、年をとると近くなる。
あと5分我慢できるか。
高速の出口まで行くしかない。
ビニール袋で済ますか。
色々な意見、はげましが飛び交う。
本人は切ない顔でこらえる。
そして運転手のハンドルにも力がはいる。
まさに臨場感いっぱい、緊迫感いっぱいの車中だった。
なんとかトイレに間に合った。
本人の安堵感と達成感、拍手喝さいだ。

 10時7分、アウトスタート。
梅雨の時期、心配された天候だが、予報は晴れだ。
珍プレイ常連のレジェンドharaさん、
またしても記憶に残るプレイで皆を笑かしてくれた。
 フェアウエー上のボールを動かすどころか、
グリーン上と勘違いし、ボールを拾い上げ拭いてしまったという。
小生の前の組のため、現場をみれなかったのは残念至極。
が、その話だけでも充分おもしろい。

 小生も一度だけ、これに匹敵する究極の勘違い、
チョンボをしてしまったことが走馬灯のように思い起こされた。
 230ヤード表示の旗をピンと勘違いし、
アプローチショットで寄せワンと喜んでしまったはずかしい記憶が。
 
 パンフレットには、名峰富士に向かってのラウンドとあるが、
あいにく富士山には遭遇できなかった。
ラウンド終了後、お風呂に入って、宿泊施設である20k先のログハウスへ。
途中、食材と飲物を調達するため、ショッピングセンタへ立ち寄る。
全員買い出しに参加のため、ついつい買いすぎに。

 山中湖畔に佇む、豊かな大自然に囲まれた木のぬくもり溢れるログハウス。
付帯設備も充実しておりホテル並みで、環境も抜群だ。
静かな森の中にあり、木の間からは富士山も拝めるロケーション。
仲間のidaさんが所有している別荘だ。
おかげ様で宿泊代が安くあがった。

 外にあるオープンデッキでのバーベキューだ。
肉類、魚介類、野菜、トーモロコシなど網の上にどんどんのる。
ビール、焼酎、お酒、そして手料理に舌鼓だ。
夜のしじまに笑い声が響く。
若干近所迷惑だったかも。

 
 夜の宴会も佳境に、そして表彰式だ。
優勝は想定外のikdさんで、2位に7打差のぶっちぎりだ。
優勝者他のスピーチは、横からチャチャが入り和気あいあい。
しばらくして室内での2次会。
政治の話では激論が交わされた。
11時には何事も無かったように解散だ。
心配事のイビキ対策の部屋割りは、
例によって、小生とtokさんが隔離された。
耳栓持参の用意周到な人もいた。
おかげ様で7時まで心地良く熟睡できた。

 翌日は観光旅行だ。
前日の大宴会の席では、富士山登山とか青木ヶ原樹海散策とか、
威勢のいい会話がはずんだが、二日酔いのため現実路線に軌道修正。
10時出発の予定が早起きが得意なジージ集団、
1時間半早くの8時半に変更。
この変更が功を奏した。
10時ならば雲に隠れ見られなかった雄姿、
雲ひとつない名峰富士が山中湖の上にそびえたっていた。
守谷からも見えるが、本物?はやはり雄大で美しい。
まさに早起きは3文の徳。

 そして、「忍野八海(おしのはっかい)」へ。
富士山域を背景とした風致の優れた水景を保有する「忍野八海」は、
2013年には「富士山-信仰の対象と芸術の源泉」の構成資産の一部として
世界文化遺産に登録された。
 富士山の雪解け水が地下の溶岩の間で、
約20年の歳月をかけてろ過され、湧水となって8か所の泉をつくる。
忍野八海からの湧水は山中湖を水源とする相模川水系桂川と合流。
国指定の天然記念物、名水百選に指定されている。

 限りなく湧き出る湧き水が、何とも言えない透明感を演出している。
青であり、緑であり、水色にも見える。
近くを赤や黄の原色の衣装をまとった、
富士山大好きな中国人らしき観光客たちが、
大きな声でザワザワと動き回る。
なんだかミスマッチだ。
当日は土曜日なのか、たくさんの地元の人達がゴミ拾いをしていた。
やはり、旅行者としてのマナーや品格が大事。
その点、わがマスターズ、そこだけは自信がある。

 次は、「鳴沢氷穴」だ。
今から1100年以上前の富士山噴火により流れ出た溶岩が
徐々に冷めて収縮する際に内部のガスが噴出してできた竪穴式の洞窟。
ブロック状に積み上げた氷の壁で、
冷蔵庫の無かった時代に使用されていたそうだ。
この天然氷は、馬で運ばれ江戸の殿様に献上されたとも云われている。
洞窟内の気温は0℃で、半袖では寒すぎた。
高さ90センチくらいの狭い箇所もあり、
ヘルメット装着は必須だ。
外へ出たらメガネは白く曇っていた。

 今度は酒好きの要望に応えて、ワインショップ巡り。
日本でも有数なワインメーカーのワインを取り扱っている。
昨年は日本酒の酒蔵へ立ち寄って好評だった。
 10人のジージ団体はどこへ行ってもwelcomeの歓待だ。
待ってましたと、女性店員がしきりに試飲を進める。
4、5杯のサービスに財布の紐がゆるむ。
 どちらからですかの問いに、
茨城県からですと答えると、
稀勢の里ですねと返ってきた。
彼の茨城県に対する貢献は大きい。
 どういうお仲間ですかに対し、
野球仲間で年1回のゴルフ旅行というと、
楽しそうですねとフレンドリーな接客だ。
まんまと彼女の術中にはまり、7人がワイン購入のはめに。
最後は車が立ち去るまで丁重に見送りされた。

 旅の終わりは、「道の駅、鳴沢」で土産だ。
名物の信玄餅とおやきとサクランボを鞄に。
帰りの車中はさすがに疲れたのか静かな好々爺たち。
行きの酒宴とは違い、ゆっくりと車窓を眺めていた。
中央道は山ばかりだったが、圏央道にはいると、広大な緑が。
つくづく関東平野は広いなと思った。
遠く向こうになつかしい筑波山が見えてきた。
守谷に返ってきたのだ。
すっかり茨城県民になってしまった。

 事故もトラブルもなく天候にも恵まれ、
ゴルフはいまいちだったが、楽しい1泊2日のゴルフ旅行だった。
運転手さん、幹事のみなさん、大変お疲れ様でした。